米中の貿易戦争リスクの高まりから景気商品安・・
- 2018 04/03 (Tue)
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本日のNY白金は、3.9ドル高の936.5ドルで終わっている。夜間取引から比べて寄り付き換算では6円安(4月限)と予想する。
3連休明けのNY市場は、中国政府が米国の輸入品128品目(総額30憶ドル)に対する報復関税25%を課す事を実施し、貿易戦争の様相が高まりを見せている。そのためリスク逃避や景気減速懸念から、米国が売られる動きを見せている。また米国経済指標でもISM製造業景況感指数が事前予想の59.7を下回る59.3となったが、3月の仕入れ価格指数が7年ぶりの高水準となるなど、製造業に対して打撃となる数字が出ている。
NY市場は、ダウ平均が貿易戦争の様相を受けてリスク逃避で売られだすと458ドル安で終わっている。債券市場はリスク逃避から長期債が買われ10年物国債金利は低下し2.73%で推移している。為替市場は、年度末の円売り:ドル買いが一巡した巻き戻しと、リスク逃避のドル売りが重なり、円高:ドル安の動きに拍車が掛かっている。
貴金属は、ドル安とリスク逃避で金価格が大幅に上昇を示している。白金価格も一時944ドルまで戻りを示したが、米中の貿易戦争で両国に関連したガソリン車の触媒需要であるパラジウムは、大きく売られる動きを見せており、株安とパラジウム安が引き金となり、上昇幅を縮小している。
南アフリカでは、国営電力会社エスコムの6ヶ所の火力電力発電所で、取引先からの石炭供給が低下しており、在庫減少に伴い稼働に支障が及ぶ危険性があると報道されている。ただ稼働停止になる事はないと述べている。
日足で見たNY白金は、上ヒゲを引く陽線で終わっているが、下値を切り上げた値動きを見せている。テクニカルは、相対力指数が36.71%で切り上げながら、ストキャスティクスは%Dが下げ止まりながら、シグナルのslow%Dは下げており乖離幅は縮小した動きを見せている。RCIは短期が-65%で下げ止まりながら、中期は-86%で下がりながら、長期は-87%で横ばいした動きを見せている。移動平均線は10日移動平均線が944.3ドルで下がりながら、40日移動平均線は970.6ドルで下がりながら、200日移動平均線は952.7ドルで維持した動きを示している。
本日の東京市場は、夜間取引で一時3194円の安値を下回る3192円まで下値を試して買い戻しから3200円を回復する動きを見せている。特に12月に付けた安値3182円を徐々に意識する動きを見せている。
しかし下値の転換パターンは、一挙に下落するとあく抜けも早いが、今回の下落は下げて戻しを繰り返しながら、下値を徐々に下回るなど、売るに売れない値動きを示している。
そのため3182円は頭に入れて置いた方が無難であり、注意が必要と判断する。
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貴金属は、ドル安とリスク逃避で金価格が大幅に上昇を示している。白金価格も一時944ドルまで戻りを示したが、米中の貿易戦争で両国に関連したガソリン車の触媒需要であるパラジウムは、大きく売られる動きを見せており、株安とパラジウム安が引き金となり、上昇幅を縮小している。
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本日の東京市場は、夜間取引で一時3194円の安値を下回る3192円まで下値を試して買い戻しから3200円を回復する動きを見せている。特に12月に付けた安値3182円を徐々に意識する動きを見せている。
しかし下値の転換パターンは、一挙に下落するとあく抜けも早いが、今回の下落は下げて戻しを繰り返しながら、下値を徐々に下回るなど、売るに売れない値動きを示している。
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