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ブレィクタイム・・(ムーディーズ、南アフリカの格付け日本時間24日AM6:00過ぎに発表)

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トランプ政権が打ち出した鉄鋼やアルミに対する輸入関税問題は、閣僚の辞任や解任を生み、波紋の拡大から市場はリスク逃避の動きを強めている。
特に株価は、マクマスター大統領補佐官の退任が引き金となり、前日から比べ424ドル安となり、今週の下落幅が1413ドル安となるなど2008年10月のリーマンショック以来の大幅下落を示している。
またティラーソン国務長官の解任を機に白金価格は975ドルから3.3%低下し942.1ドルまで下げ、東京白金も3345円から4.2%低下し3202円まで下値を試している。
JM社やWPICによるPGMの需給報告が示され、2017年の供給過剰の報告を受けても950ドルを維持しながら切り返していた流れは、外的な要因の影響を受けて再度950ドルを確認している雰囲気でもある。

最近のPGM市場では、パラジウムの供給不足を補うためプラチナに転換する可能性が指摘されだしている。もしパラジウムの触媒消費の10%がプラチナに転換すると25トンの消費拡大に結び付くと報告されている。
またパラジウム以上に希少性が高いロジウムにおいても同様なことが言える状況である。ロジウムは排ガス規制における窒素酸化物(NOx)の排出削減に効果があるが、プラチナもNOxの排出削減効果が示される商品である。

特にパラジウムの供給不足は深刻であり、簡単に解決される要因でないため、今後1年半から2年の間には述べた様な商品転換の動きが起こる可能性が高くなるのではないか。
過去にも2000年にパラジウムの供給不足を機に大手電子部品メーカーの村田製作所が、パラジウム製品をプラチナ製品に転換した出来事があり、価格の上昇より供給懸念でメーカーは動く事が立証されている。そのため今後プラチナ価格を予想する上で重要視しなければならないファクターになるのではないか。

しかし現在の価格動向は、外的な要因であるリスク逃避で市場価格が形成されており、2016年の英国の国民投票や米国大統領選、2017年の12月FOMCによる利上げ実施などがリスク逃避で貴金属価格を押し下げた動きと同様である。
ただリスク逃避の値動きは市場に織り込まれると終わる要因でもあり、リーマン・ショックやソブリン債・リスクなど過去においても最終的に巻き戻しの動きを示している。

特に今週は昨年12月のFOMCを機に切り返した値動きを示して大幅な上昇に結び付いていただけに、21日のFOMCを機に反転する値動きを想定した向きは強い。そのため大衆機関店からの売り残は減少し、買い残は増加する傾向を見せている。
しかし昨年12月は「FOMCまで下がる」と考えた市場心理は、今回は「FOMC以降上がる」と考えた動きであり、我慢した取引であり売り込みの買い戻しが起こらなかった要因でないか。
そのため昨年12月の安値3182円を試す値動きが想定され、来週は3182円を試す値動きに注意が必要でないか。

ただ発表された大手格付け会社ムーディーズの南アフリカの格付けは、NY市場が終了した日本時間24日AM6:30頃に格付けを発表し、現在の投資適格「Baa3」を据え置きし、見通しを「ネガティブ」から「安定的」に切り上げている。
特に立ち合い終了後に発表された格付けは、市場に反映されておらず、週明け26日に織り込まれる要因となるなど、週末の株価の下落を織り込めば、夜間取引からは格付けの見直し回避で南アフリカのランドが買われる動きに入るため、NY白金が再度買い戻しから950ドルを維持する値動きに結び付く可能性も高いと予想される。

JM社2017年PGM需給報告ダウンロード画面

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毎週末に更新します週報「プラティニの相場観」NO272は、不確実性の高まりを受けて2016年10月以来の為替とNY白金の組合わせのなっており、市場の弱さが浮き彫りになっている。そのため来週以降の動きで、何処のタイミングが基調は転じるのか、またどこで転換するポイントになるのか示したいと思います。
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田栗 満

Author:田栗 満
以前の明治インフォメーション24の「プラティニの相場観」を5年間担当し、白金の相場観や勉強会の講師など行い、テクニカルや日柄計算にて独自の相場観を展開し、1998年からのパラジウムの大相場を予想し多くの隠れたファンが存在する。セミナー講師や業界新聞へ数多くコメントを配信している。現在、岡地㈱でコミッションを行っている。

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