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G20の声明文やFOMCにおける利上げ観測を織り込みドル高の動き・・

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本日のNY白金は、9.4ドル安の945ドルで終わっている。夜間取引から比べ寄り付き換算で13円安(4月限)と予想する。
ブラジルで開催されていたG20は、最終共同声明では保護貿易主義や内向き政策と闘うとした従来使用の文言を削除し、仮想通貨のリスクが高まりつつあると初めて強調している。
参加したムニューシン米財務長官はG20の会合後に「米国は最大の貿易市場であり、今後もそうあり続けるだろう」「この政権は米国が公平に扱われることに留意していく」「これはG20が昨年も聞いたメッセージだと思うが、きょうも再度はっきりと聞いただろう」と述べたが、「われわれは保護貿易主義を目指しているわけではない」とも述べている。

NY市場は、ダウ平均が原油価格の上昇を背景としたエネルギー関連銘柄が買われて前日比で116ドル高で終わっている。債券市場は、株価の上昇にFOMCを控えて利上げ観測が高まりを見せて、長期債は売られ10年物国債金利は上昇し、2.88%で推移している。
為替市場は、FOMCにおけるガイダンスに注目されるが、利上げ確率が高く、ドルは織り込まれる動きから買われており、対円でも106.54円までドル高:円安が進む動きを見せている。また世耕弘成経産相が、米国の鉄鋼・アルミ関税について日本製品が品目別で除外される可能性は高いと発言した事も影響している。

貴金属は、FOMCを控えて利上げ織り込みのドル高を受けて軟調な動きを見せている。白金価格は、950ドルの節目を割り込み一時942.8ドルまで下値を試している。
特に23日にムーディーズの格付け発表を控えている南アフリカでは、CPIの発表を受けてインフレ率が低下し、28日の金融政策会合で利下げ観測が高まりを見せている。しかしラマフォサ大統領は、ムーディーズの格付けに備え、ズマ派のモヤネ歳入庁長官を解任を発表した事でランドは対ドルで下げ止まった動きを見せている。

日足で見たNY白金は、終値ベースで950ドルを割り込む値動きを見せており、テクニカルでも相対力指数が33.08%で下がり、ストキャスティクスも%Dとslow%Dが下向きで下げている。RCIは短期が-56%で下がりながら、中期は-71%で切り上げ、長期は-88%で下げ渋る動きを見せている。移動平均線は10日移動平均線が956.9ドルで下がりながら、40日移動平均線は984.3ドルで下がりながら、200日移動平均線は952.2ドルで維持した動きを見せている。

本日の東京市場は、夜間取引でNY時間帯に軟調な値動きを受けて、一時3232円まで下値を試す動きを見せている。ただ22日3:30にFOMC終了後、パウエルFRB議長が初めての記者会見を行う予定であり、市場は年内4回の利上げを示すタカ派発言となる可能性が高いと予想している。
特に昨年12月には、FOMCにおける利上げ発表後に貴金属の基調が転換して、上昇が始まった経過が存在するだけに、休日明けの東京白金の値動きに注意が必要であり、22日のNY白金の値動きを見極めるまでは下値追いに動きに注意が必要である。
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夜間取引までの東京白金の日足では、下げ止まる雰囲気を示しながらトレンドの動きは下降ウェッジを形成している。また今回の安値3207円を下回る事が出来なかった場合は、ダイヤモンドフォーメンションの形成も予想される。
特に相対力指数(RSI)では日足と指数の逆行を示す動きを見せており、今後下げ止まる値動きを示して来る可能性は高いと判断する。
しかしFOMC以降に、依然と下値を模索する値動きが発生する事も現在のテクニカルでは削除できる根拠が少ない事から注意が必要である。

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田栗 満

Author:田栗 満
以前の明治インフォメーション24の「プラティニの相場観」を5年間担当し、白金の相場観や勉強会の講師など行い、テクニカルや日柄計算にて独自の相場観を展開し、1998年からのパラジウムの大相場を予想し多くの隠れたファンが存在する。セミナー講師や業界新聞へ数多くコメントを配信している。現在、岡地㈱でコミッションを行っている。

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