次期FRB議長の人事候補とイエレンFRB議長のタカ派発言でドル高・・
- 2017 10/17 (Tue)
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本日のNY白金は、5.8ドル安の942.1ドルで終わっている。夜間取引から比べ寄り付き換算で1円安(10月限)と予想する。
欧州市場では、カタルーニャ州首相がスペイン政府に対して独立宣言を2ヵ月間延長して、協議を行いたい旨をスペイン首相に書簡で回答したが、スペイン首相は独立宣言を行ったのか明快な回答を19日までに示す様に期限を決めて求めている。
15日にワシントンで開催された講演でイエレンFRB議長は「堅調な経済成長と力強い労働市場、さらに健全な世界経済が物価を押し上げるとして、米金融政策当局は今後も漸進的な利上げを見込んでいる」と述べ、タカ派的な発言を行った事から年内利上げに自踏み込んでいるとの印象を与えている。
そのため次期FRB議長人事で、スタンフォード大学のジョン・テーラー教授(元財務次官)が、FRB議長職に関するトランプ大統領との面談で好印象を与えたとの報道され、市場が懸念したウォーシュ元FRB理事が議長職に指名される見込みは薄れた事を背景としてドルが買われる動きを見せている。
そのためNY市場では、ダウ平均が好調な経済指標を受けて買われ85ドル高で終わっている。債券市場は、北朝鮮問題や年内利上げ観測が高まり、長期債が売られるなど、10年物国債金利は上昇し2.30%で推移している。
貴金属は、ドル高の影響を受けドル建て価格は軟調な動きを示しており、白金価格も一時930.6ドルまで下値を試している。特にここ数日間南アフリカ・ランドが買い戻しで買われていたが、南アフリカは12月与党ANCの議長選挙を控えており、ズマ大統領と副大統領の派閥争いが強まっている状態であり、2019年の大統領選に向けて経済や金融面で不安要因が続く可能性が高い。
日足で見たNY白金は、相対力指数が56.00%で下がりながら、ストキャスティクスは%Dが下がり、slow%Dを下回る動きを見せている。RCIは短期が+95%で維持しながら、中期は+36%で上昇し、長期も-45%で上昇した動きを見せている。移動平均線は10日移動平均線が928.5ドルで切り上げながら、40日移動平均線は961.1ドルで下がりながら、200日移動平均線は958.8ドルで維持した動きを見せている。依然と強気維持の動きであり、目先の調整に思える動きに見えるが、今晩再度930ドルを試す値動きを見せると、下値が910ドルを試す可能性が高くなる。
本日の東京市場は、夜間取引で一時3357円まで下値を試す動きを見せている。特に3358円の下値を試した値動きを見せるなど、下値が止まった様に思える動きであるが、目先の下値が出尽くした可能性は低く、再度3350円を下回る値動きまでは新規買いは辛抱した方が良いと思える。
そのため本日は日計り商いで戻りを見せるが、下値に対する不安は存在しており、今晩の夜間取引の戻り売り的な値動きに備える方が無難である。
週末14日に更新しました週報「プラティニの相場観」NO250は、久々の更新となり来週の白金価格でチャンスが生まれる値動きを示すパターンを示したいと思います。
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そのためNY市場では、ダウ平均が好調な経済指標を受けて買われ85ドル高で終わっている。債券市場は、北朝鮮問題や年内利上げ観測が高まり、長期債が売られるなど、10年物国債金利は上昇し2.30%で推移している。
貴金属は、ドル高の影響を受けドル建て価格は軟調な動きを示しており、白金価格も一時930.6ドルまで下値を試している。特にここ数日間南アフリカ・ランドが買い戻しで買われていたが、南アフリカは12月与党ANCの議長選挙を控えており、ズマ大統領と副大統領の派閥争いが強まっている状態であり、2019年の大統領選に向けて経済や金融面で不安要因が続く可能性が高い。
日足で見たNY白金は、相対力指数が56.00%で下がりながら、ストキャスティクスは%Dが下がり、slow%Dを下回る動きを見せている。RCIは短期が+95%で維持しながら、中期は+36%で上昇し、長期も-45%で上昇した動きを見せている。移動平均線は10日移動平均線が928.5ドルで切り上げながら、40日移動平均線は961.1ドルで下がりながら、200日移動平均線は958.8ドルで維持した動きを見せている。依然と強気維持の動きであり、目先の調整に思える動きに見えるが、今晩再度930ドルを試す値動きを見せると、下値が910ドルを試す可能性が高くなる。
本日の東京市場は、夜間取引で一時3357円まで下値を試す動きを見せている。特に3358円の下値を試した値動きを見せるなど、下値が止まった様に思える動きであるが、目先の下値が出尽くした可能性は低く、再度3350円を下回る値動きまでは新規買いは辛抱した方が良いと思える。
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