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昨年12月以来の900ドル割れを試したNY白金・・

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本日(4日)はAM10:30~14:30まで今後の金や白金の値動きについてのご質問など受け付け致します。お気軽にご相談ください、お待ちしております。
相談ダイヤル☎ 03-3249-8888 

                    

本日のNY白金は、21.6ドル安の904.4ドルで終わっている。東京市場の連休に入り2日間取引したNY白金は、合計で27.8ドル安となり、3日の夜間取引から比べ休日明けの寄付き換算で65円安(6月限)と予想する。
NY市場は、ADP雇用統計が事前予想の17.5万人増を上回る17.7万人増となったが、3月の26.3万人増が25.5万人増と下方修正されている。市場は想定内の数字に大きく反応する動きを見せなかった。ただISM非製造業景気指数が事前予想の55.8を上回る57.5となるなど、株価やドルは持ち直す動きを見せ、債券市場ではFOMC発表後に長期債が売られて金利は上昇を示しながら2.31%で推移している。

そのFOMCでは、全会一致で政策金利の据え置きを決め、経済へのリスクバランスはおおよそ均衡していると指摘した。また労働市場は引き続き力強さを増しているとしたほか、緩やかなペースでの利上げがなお正当化されるとの認識を示しており、市場は6月のFOMCで利上げ確率は70%まで引き上げている。

貴金属は、ドル高の動きが影響し貴金属価格は大きく反落する動きを見せている。特に金価格は、欧州市場の政治リスクが後退し、北朝鮮問題も韓国大統領選を控え膠着状態に入った事などから一時的に地政学的なリスクが低下しており、利上げ観測の高まりで金利を生まない金価格はピークアウトした値動きを見せている。
白金価格も金利上昇懸念のドル高やランド安に伴う動きに896.2ドルまで一時売られている。そのため昨年12月以来の安値に近付く動きを示している。

NY白金の日足で見た動きは、記載した様に一時900ドルを割り込み昨年12月に付けた891.6ドルに次ぐ安値まで売り込まれている。
テクニカルでは相対力指数が20.57%で下がり、ストキャスティクスも%Dが5.51%で下げ止まりながら、slow%Dは6.91%で下げ渋る動きを続けている。またRCIは短期が-95%で下げ止まりながら、中期は-61%で下げており、長期も-27%で下げている。移動平均線は10日移動平均線が948.5ドルで下がりながら、40日移動平均線は956.6ドルで下がり続けている。そのため価格の急落で日足と移動平均線との乖離幅が拡大し、急速な戻りを見せる値動きに繋がる可能性が高い。

特にレポートでも示した様に過去の値動きから見ても900ドル付近は鉱山コストの人件費から考えても行き過ぎたアンダーシュートの水準であり、一過性の値動きになる可能性が高いと思える。

東京市場は2日の夜間取引までNY市場の値動き織り込みながら、6月限で31円安の3345円で終わっている。そして本日が21.6ドル安となり、逆算で東京白金6月限は921.6ドルで終わった計算になり、本日の904.4ドルに比べ17.2ドル割高である事から、休日明けの東京白金6月限は64円下がる、前日比95円安の3281円で寄り付く可能性が高いと予想される。

ただNY市場は4日、5日と2日間取引を行い、5日には雇用統計を受けた動きに、7日(日本時間8日AM1:00投票終了)フランス大統領選の結果を受けて東京市場は寄り付く事から、マクロン候補の勝利でリスク緩和のユーロ高:ドル安、ユーロ高:円安の動きが強まりながら、スポット市場でも巻き戻す値動きが重なれば、寄り付以降は買い戻しの動きを示して来ると予想される。

特に900ドル割れはリーマンショック、昨年の英国国民投票から米国大統領選までの時間帯で示しているが、何れも切り返すと300ドル近く戻りを見せている事から、長期的に見て買い場を提供している可能性が高い。
そのためオシレーターのサインを確認して下げ止まりの動きを示すと950ドルを超えて、再度970ドルに戻る値動きに結び付くと予想する。

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田栗 満

Author:田栗 満
以前の明治インフォメーション24の「プラティニの相場観」を5年間担当し、白金の相場観や勉強会の講師など行い、テクニカルや日柄計算にて独自の相場観を展開し、1998年からのパラジウムの大相場を予想し多くの隠れたファンが存在する。セミナー講師や業界新聞へ数多くコメントを配信している。現在、岡地㈱でコミッションを行っている。

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