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FRBのバランスシートの縮小、ECBはQE縮小に言及する憶測など市場の基調が変化する予兆・・

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本日のNY白金は、4.9ドル安の959.6ドルで終わっている。夜間取引から比べ寄り付き換算で14円安(4月限)と予想する。
ADP雇用統計は、事前予想の18.5万人増に対して26.3万人増と2014年以来の大幅増加となった。ただISM製造業景気指数は事前予想の57.0に対して55.2と低下している。
注目のFOMC議事録では、年内にバランスシートにおける再投資額を500億ドル縮小する議論がなされた事が公表さている。またライアン米下院議長はイベントの質疑応答で、税制改革について医療保険制度の見直し以上に時間を要する可能性があると発言し、経済指標で買われていたNYダウ平均が195ドル高から45ドル安まで反落している。

今晩からはECB理事らの講演が控えており、プラートECB理事が示したQE縮小に対する発言に注目が集まって来ると見られ、ユーロ高の動きに繋がる内容となるのではないか。またギリシャの支援策では、ギリシャ首相とEU大統領が会談して、前向きな発言が聞かれている。
そのためNY市場では、記載した様にNYダウ平均が大幅な乱高下を示し45ドル安で終っている。債券市場では、フランス大統領選における政治リスクの高まりの中で、方向性を欠いた動きを示している。為替市場は、経済指標を受けてドルが買われていたが、議事録公開から一転してドル売りが加速し、南アフリカランドでもランドの巻き戻しを示している。

そのため貴金属は、堅調な動きから軟調な動きを示したが、最後は時間外取引で巻き戻しの動きを見せている。白金価格も一時972ドルまで買われる動きを示したが、引け際には959ドルまで売られている。
特に南アフリカ・ランドが巻き戻ししており、下げ渋る動きに繋がっている雰囲気である。ただムーディーズやフィッチといった大手格付け会社にギガバ財務相が週末に電話を行い今回の格下げを見送っている。しかし今後格下げ見直しが実施する事になると、投資不覚適格に入った場合は南アフリカから100億ドル(1340億ユーロ)の資金が逃避する可能性をUBSは指摘している。

本日のNY白金の日足では、高値を更新したが最終的には売られて陰線で終わっており、再度950ドルに向けた値動きには注意が必要と判断する。テクニカルは相対力指数が48.04%で上昇が止まり、ストキャスティクスは%Dと「slow%Dが上昇を示す動きを見せている。いRCIは短期が-23%で上昇し、中期は±0%で下げており、長期は+3%まで上昇している。移動平均線は10日移動平均線が959.3ドルで下げ止まりながら、40日移動平均線は980ドルで下げている。そのため目先日足が10日移動平均線で下げ渋る抵抗を見せている。
そのため今晩から週末に掛けて950ドルを試すか10日移動平均線を維持するかに注目したい。

本日の東京市場は、夜間取引でレンジから抜け出し一時3451円まで高値を試しているが、議事録や株価の反落などを受けた軟調な動きに売られており、日足の10日移動平均線が位置する3419円を再度試す動きを示している。
特に議事録は、流動性資金を市場から吸い上げる要因であり、投資環境においては悪材料に思える。

ただ今晩からECB理事らの講演が控えており、ドラギ総裁とプラート理事はフランクフルトで開かれるECBウオッチャーの会合で講演、コンスタンシオ副総裁は欧州連合の会合と平行してマルタで講演する、また7日にはイタリアのコモ湖畔での集まりでメルシュ理事が発言するほか、アイルランド中銀のレーン総裁、ドイツ連邦銀行のバイトマン総裁も発言を予定されており、QE縮小に言及する可能性は高い。そのためFRBは引き締めに、ECBは緩和から引き締めへ舵を取りだしており、日銀は緩和策を継続している事からも、今晩以降は為替市場でのドル高:円安・ユーロ高:円安の巻き戻しの動きに注意が必要と判断する。

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田栗 満

Author:田栗 満
以前の明治インフォメーション24の「プラティニの相場観」を5年間担当し、白金の相場観や勉強会の講師など行い、テクニカルや日柄計算にて独自の相場観を展開し、1998年からのパラジウムの大相場を予想し多くの隠れたファンが存在する。セミナー講師や業界新聞へ数多くコメントを配信している。現在、岡地㈱でコミッションを行っている。

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