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利上げ観測の高まりでドル建ては峠を越えた雰囲気・・

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本日のNY白金は、1.9ドル高の1002.2ドルで終わっている。夜間取引から比べ寄り付き換算では16円高(2月限)と予想する。
注目されたイエレンFRB議長の半期に一度の上院銀行委員会での議会証言で「利上げするに当たってトランプ政権による財政刺激策の計画を待つ必要はないと指摘」と発言し、「緩和解除を長く待ち過ぎるのは賢明ではない。待ち過ぎればFOMCは最終的に急速なペースでの利上げを迫られる可能性があり、金融市場を混乱させ経済をリセッション(景気後退)に追いやるリスクが生じる恐れがある」と指摘し、3月のFOMCはライブになるとの指摘もあり、利上げ観測が高まる動きを示している。

そのためNY時間帯は、ドルがほとんどの通貨に買われる動きを見せて、対円相場でも114円台に入っている。ダウ平均は前日比で92ドル高となり、トランプ大統領の閣僚辞任は市場に影響を及ぼすことは見られない。債券市場では、リスク緩和に伴い長期債が売られ、10年物国債金利は上昇し、2.47%で推移している。
貴金属は、ドル高の影響を受けて金価格が軟調な動きを見せている。白金価格も一時1011.1ドルまで買われたが、1008ドルの水準を維持する事無く、1002.2ドルで終わっている。ただ1000ドルを維持した事から下値に対する抵抗は依然と存在する。

テクニカルで見たNY白金は、相対力指数が52.47%で下げ止まり、ストキャスティクスは%Dとslow%Dが下向きで下げている。RCIは短期が+1%まで下がり、、中期は+69%で下がり、長期は+74%で維持した状態であり、中期は長期を下回っている。移動平均線は10日移動平均線が1008.9ドルで上昇が止まり、40日移動平均線は970ドルで上昇している。特に日足が終値ベースで2日間連続下回る動きを示しており、993.1ドルの安値を下回る事が起こるか注目したい。

そのため夜間取引で一時3634円まで下値を試していた東京白金は、イエレンFRB議長の議会証言まで買われる動きを見せて3670円まで戻している。また為替市場は利上げ観測を強めた環境から、円建て白金価格は下値に対する下げ渋りを見せており、本日の東京市場でも3667円で寄り付きながら3657円まで下値を試すが、為替市場の円安やスポット市場の下げ止まった雰囲気に買い戻しの動きを見せ、3665円まで戻している。

東京時間帯のスポット市場では、夜間取引で1006ドルまで戻りを見せるが、ドル高の動きが影響して1000ドルを割り込みながら995ドルで推移している。
特に990ドルを試す値動きを見せて来ると戻りの弱さが示されて、975ドルに対する期待感が強まって来るが、週末に向けてドル高の動きを維持する様であれば、可能性は高くなると予想する。


現在の東京白金の日足で見たテクニカルは、相対力指数が62.35%で切り返しながら、ストキャスティクスは%Dが「下げ止まりながら、slow%Dは下げている。またRCIでは短期が+80%で上昇し、中期は+93%で維持しながら、長期も+89%で上昇しており、短期が長期と中期を上回る動きを示して終わる可能性が高い。移動平均線は10日移動平均線が3642円で上昇し、40日移動平均線も3557円で上昇しており、日足が依然と10日移動平均線で抵抗を見せており、依然と下げ渋る動きが継続した状態である。

買いたくない水準で買わされる値動きを見せており、ドラマのセリフではないが「我慢は最高のディールである」と思いたい。

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Author:田栗 満
以前の明治インフォメーション24の「プラティニの相場観」を5年間担当し、白金の相場観や勉強会の講師など行い、テクニカルや日柄計算にて独自の相場観を展開し、1998年からのパラジウムの大相場を予想し多くの隠れたファンが存在する。セミナー講師や業界新聞へ数多くコメントを配信している。現在、岡地㈱でコミッションを行っている。

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