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為替は金利要因より、トランプ大統領の就任リスクに傾く・・

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本日のNY白金は、1.7ドル高の986.4ドルで終わっている。夜間取引から比べ寄り付き換算では27円高(2月限)と予想する。
トランプ次期大統領の記者会見を終えても不確実性の高まりは終わっていない。特に昨晩は米国経済指標の発表を受けて、早期の利上げ観測が高まりを見せ、一時為替市場では115円台を付ける円安:ドル高の動きを受けてNY白金は下値を試す動きを行い968.7ドルまで売られる動きを見せているが、終盤は一転してドル売りが加速すると急速な戻りを見せている。

NY市場ではダウ平均はトランプ次期大統領の記者会見を受けて、薬品関係が売られた巻き戻しと20000ドルを超える事が出来ない板挟みで方向性を欠いた値動きを見せている。債券市場は、方向性が見いだせない中で売られる動きを見せて10年物国債金利は上昇し、2.38%で推移している。為替市場は新興国通貨が売られる動きから、白金価格に関係が強い南アフリカ・ランドは一時ドルに対して売られていたが終盤は巻き戻し動きを見せている。
貴金属は、為替市場の乱高下を受けて堅調な動きを見せて終わっている。記載した様に白金価格は午前中に経済指標の内容を受けて売られる動きを見せたが、終盤は巻き戻して終わりなど970ドルを維持する値動きを見せて終わっている。

トランプ次期大統領は来週末には、第45代米国大統領として就任するが、来週は週明けからキング牧師の誕生祭で米国市場は3連休中であり、休日明けには17日に英国のメイ首相がEU離脱で重要な演説を行い、スイスではダボス会議が開催される。18日にはイエレンFRB議長がパネラーとして討論会に参加し、19日はECB理事会が開催され、20日は中国GDPにトランプ大統領の就任式が行われる。また日曜日はフランス大統領選の社会党第1回予備選が実施される。

そのため為替市場は乱高下を行う可能性が高く、ドル建て価格も影響を受けて上下に激しい値動きを示すのではないか。
個人的には、トランプ大統領が就任すると市場は不確実性の高まりや経済政策の不透明さが強まり、市場は大きく混乱する可能性が高いと思える。
特に株式市場は、トランプ次期大統領に対する期待感が先行した状態であり、その状況下でも20000ドルを達成していない。そのため相場の世界から見ると、市場の期待を裏切る値動きが起こってもおかしくなくNYダウ平均の株価の動きは注意が必要と思える。

白金価格も景気に依存する要因が強く、株価の反落は市場の混乱に繋がりリスク逃避の動きが高まると思える。そのため1000ドルを目の前にして再度950ドルを試す値動きを見せて来ると予想している。

本日のNY白金の動きは、下値を切り上げながら下げ渋る値動きを見せており、今しばらく1000ドルを窺う心理戦が続く様に思える。テクニカルは、相対力指数が69.98%で横ばいし、ストキャスティクスは横ばいしていた%Dとslow%Dが下がりだしている。RCIは短期が+93%で横ばいし、中期は+81%で上昇し、長期も+59%で上昇を示しており、依然と強気に域の中で推移している。移動平均線は10日移動平均線が965.3ドルで上昇し、40日移動平均線も933.1ドルで切り上げだした動きを見せている。特に日足が10日移動平均線の上昇を意識した抵抗を示しており、いまだに売れない値動きに思える。

週明けの東京市場は、為替のドル安:円高を受けて3600円維持できるか試されると予想される。特に週末に東京白金は一時直近の安値を下回り3560円まで売られた場面から前日の陰線を包む戻りを見せており、強さを意味する値動きを見せている。ただ週明けはNY市場が休日であり、東京市場は為替市場に比例した動きが予想される事から、円高傾向で3600円を超えて終わる事が出来るかに注目される。

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Author:田栗 満
以前の明治インフォメーション24の「プラティニの相場観」を5年間担当し、白金の相場観や勉強会の講師など行い、テクニカルや日柄計算にて独自の相場観を展開し、1998年からのパラジウムの大相場を予想し多くの隠れたファンが存在する。セミナー講師や業界新聞へ数多くコメントを配信している。現在、岡地㈱でコミッションを行っている。

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