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FOMC、6ヵ月連続で政策金利据え置き、反対者が前回に比べ1名増加の3名となりタカ派的な動き・・

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本日のNY白金は、17ドル高の1047.9ドルで終わっている。夜間取引から比べ寄り付き換算で30円安(10月限)と予想される。
日銀金融政策決定会合で「長短金利操作付き量的・質的緩和」を発表し、為替市場では緩和策を好感した動きを見せて円安:ドル高の動きを見せたが、15:30からの黒田日銀総裁の記者会見を機に、次に来るFOMCに備えるポジション調整の動きが強まっていた。

注目されたFOMCは、政策金利を6ヵ月連続で据え置きを発表し、メンバーのうちジョージ・カンザスシティー連銀総裁、メスター・クリーブランド連銀総裁、ローゼングレン・ボストン連銀総裁の3名が反対票を投じており、前回から反対票が1名増加した状況である。
イエレンFRB議長は会見で、「景気に対する信頼感の欠如を反映しているわけではない」と発言し「金融政策がほんのわずかだけ緩和的であるため、近い将来に後手に回るリスクはほとんどないように見受けられる」と述べ、市場は年内利上げ確率が59%まで上昇している。また金利予測分布図(ドット・プロット)によると、メンバーの大部分は年内0.25%の利上げ1回を予想している。

その動きを受けてNY市場は、NYダウ平均が163ドル高と大きく反発し、債券市場でも長期債が買われる動きを見せて10年物国債金利は低下し1.67%で推移し長短金利差はフラット化(縮小)してきている。
為替市場では、利上げが据え置かれたからドルが売られる動きを強めている。特に緩和策を公表した日銀に年内利上げ観測を残したFRBの動きから真逆な反応を見せている。

                    
そのため貴金属は、ドル安の動きを受けて買い戻しの動きを見せている。金価格は13.2ドル高、白金価格も17ドル高と買われて終わっている。特に白金価格は一時1059.8ドルまで買われており、1000ドルに対する抵抗を確認した状況と判断する。

本日のNY白金の日足では1010ドルを付けた時間帯から2日間連続で陽線の切り返しを見せている。テクニカルでは相対力指数が46.41%で上昇し相対力指数の戻り高値を結ぶ下降ラインを相対力指数が上回っている。ストキャスティクスでも%Dが上昇し、下げ止まったslow%Dを上回る動きを見せている。RCIは短期が-45%で上昇し、中期は-66%で下がりながら、長期は-78%で微妙に切り上げた動きを見せている。移動平均線は10日移動平均線が1042.6ドルで下がりながら、40日移動平均線は1099ドルで下げており、目先10日移動平均線を上回った事から調整が起こるか注意したい。

本日は秋分の日の祭日で東京市場は休場となるが、日銀、FOMCを終えて市場は為替市場で円高:ドル安が進んでいる。ただ円高:ドル安の動きは利上げが見送られた要因からすると想定内の動きと思える。
特に9月8日のECB理事会でのドラギECB総裁の記者会見以来、貴金属価格は下向きで推移していたが、NY市場で白金価格は1010ドルで切り返し、東京市場でも3333円で買い戻しの動きを見せている。
そのため白金価格で1000ドル:3300円が目先の底値と判断するのが妥当に思える。また米国の長短金利差がスティーブ化していたものがフラット化している状況も、中央銀行が量的から金利へ政策の重しを転換させている状況と見られ、10月20日に開催されるECB理事会では、日銀同様にECBも動く可能性が高まって来ると思え、買い要因の動きになると予想される。

南アフリカの賃金交渉もAMCUに続きNUMも紛争宣言を行い、AMCUより先に公的機関である調停・仲裁委員会(CCMA)を介した賃金交渉に移ると予想される。問題はNUMは与党ANCの配下の労働組合であり、エスコムで行われた賃金交渉同様にCCMAで妥協の動きが強まる可能性も高い。
しかし今回のNUMが起こしたアングロ・アメリカ・プラチナの紛争宣言は一部の鉱山に多くのNUMメンバーが存在するだけに、過半数を占める承認組合であるAMCUの動向がカギになると思える。

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Author:田栗 満
以前の明治インフォメーション24の「プラティニの相場観」を5年間担当し、白金の相場観や勉強会の講師など行い、テクニカルや日柄計算にて独自の相場観を展開し、1998年からのパラジウムの大相場を予想し多くの隠れたファンが存在する。セミナー講師や業界新聞へ数多くコメントを配信している。現在、岡地㈱でコミッションを行っている。

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