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根拠が存在しない、行き過ぎた値動きは調整の代償を払う事になる・・

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本日のNY白金は、4.4ドル高の1104.6ドルで終わっている。注目された英国のイングランド銀行金融政策委員会では、現行の政策金利0.50%の据え置きを発表し、8月の金融政策委員会で緩和策を実施することを示唆している。
そのため市場は、5割を超える利上げ予想がサプライズの結果に一時ポンドは買い戻しの動きを強める動きを見せている。

                     
しかしNY時間帯には、JPモルガンやブラックロックの決算発表が事前予想を上回る結果となり、またロックハート・アトランタ連銀総裁や2016年ボードメンバーであるジョージ・カンザスシティ連銀総裁のタカ派2名の講演では英国の国民投票の結果は米国経済に対して影響は軽微であり、年内の利上げを実行可能と示唆している。

そのためNY市場では、リスク志向の動きが強まり、NYダウ平均は134ドル高と買われ、債券市場ではリスク緩和に伴い長期債が売られ、10年物国債金利は上昇して1.53%で推移している。為替市場は、安倍総理とバーナンキFRB前議長との会談を機に、永久国債を発行し、市場の流動性資金を注入するQEが憶測と流れ、円相場はすべての通貨に対して売り込まれる動きを見せ、105.84円まで円安が進む動きを示している。

貴金属は金と白金価格の値動きが真逆となり、ストラドル取引の価格差も急速に改善している状態である。そのため白金価格はドル高の動きの中、1100ドルを維持している。
しかし南アフリカ情勢では、7月から賃金交渉の時間帯に入ったが、今週13日からロンミン社、アングロ・アメリカ・プラチナ、来週にはインパラ・プラチナムとAMCUが協議を行う。そのため始まったばかりであり、買われる根拠には乏しいのが現実である。

2011年、2013年の賃金交渉時も6月の下落から7月に入り大きく上昇し、賃金交渉時に一度大きくつぶしが入り、下値を固めて再び上昇してくる状況である。そのため今の上昇は、一度大きく調整が入る可能性が高く注意が必要と判断する。

本日の東京白金は、夜間取引では一時英国の金利据え置き報道で失望と出尽くし感から3627円まで下値を試したが、NY時間帯に入るとリスク緩和の動きが強まり、巻き戻しの動きを見せて3666円を上回ると3694円まで高値を追っている。
特に本日の東京白金は、3666円を超えた事からロスカットを巻き込み買い有利な値動きが強く、為替の円安効果も価格を押し上げる要因として大きな効果を生んでいる。
そのため3685円で寄り付くと一時3681円まで下値を試すが、買い戻しから3694円まで戻りを見せている。その後は3685円前後で横ばいを続けたが、中国GDPの発表で事前予想t同じの9.7%と伝わると為替の円安が進みだし、夜間取引の高値3694円を超えて3700円まで高値を付けている。

      
テクニカルで見た現在の東京白金は、相対力指数が79.87%で上昇し、ストキャスティクスも%Dとslow%Dが95%を超える水準で横ばいし、強気維持の動きを見せているが、非常に高い水準を続けており、突発的な反落に注意が必要である。RCIでは短期が+98%で上昇し、中期は+94%で上昇し、長期も+73%で上昇している。依然とテクニカルは強気の継続中であり、高値追いには注意が必要である。移動平均線は10日移動平均線が3557円で上昇し、40日移動平均線は3426円で下げ止まった動きを見せており、乖離幅の拡大から日足は買われ過ぎに域の中に存在する。

テクニカルの買われ過ぎを根拠に売り込み相場が、為替市場の円安:ドル高でもドル建て価格が下がらない事を根拠に買われているが、需給を無視して3158円まで下げた時と同じであり、根拠が存在しない行き過ぎた値動きは急速な調整の値動きを見せて来るのは相場の常である。

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田栗 満

Author:田栗 満
以前の明治インフォメーション24の「プラティニの相場観」を5年間担当し、白金の相場観や勉強会の講師など行い、テクニカルや日柄計算にて独自の相場観を展開し、1998年からのパラジウムの大相場を予想し多くの隠れたファンが存在する。セミナー講師や業界新聞へ数多くコメントを配信している。現在、岡地㈱でコミッションを行っている。

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