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OPEC、ECB理事会が現状維持で終わり、リスク逃避のポジション調整・・

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本日のNY白金は、11.8ドル安の960.1ドルで終わっている。夜間取引から比べ寄り付き換算で8円高(6月限)と予想する。
OPEC総会、ECB理事会はは大きなサプライズがないままに終わっている。OPEC総会では、サウジアラビアが生産枠の見直しに賛成したが、イランが賛成を示さず各国の生産枠を見直しすべきとの主張を示した事から合意できないまま終わっている。
ECB理事会でもドラギECB総裁の記者会見では「必要とあればあらゆる手段をとる用意がある」と述べたが、新たな緩和策には言及することもなく、現状維持で終わっている。
そのため為替市場では、資源国通貨が対ドルで売られており、ユーロも対ドルで売られる動きを強めている。

特にFOMCを前にして経済指標の発表が雇用統計を残すだけとなるなど市場の注目度は高まる状況でないか。また英国の国民投票の注目度が高く、リスク逃避の動きが強まった動きに思える。
NY市場では利上げ観測が強まる中、週間新規失業保険申請件数は事前予想の27万件に対して26.7万件、ADP雇用統計は事前予想と同じで17.3万人増となっている。そのため米国経済は利上げに耐えられるとの憶測が強まり、NYダウ平均は48ドル高で推移している。長期債はリスク逃避の買いで10年物国債金利は低下し1.80%で推移している。

貴金属は、原油価格の下落やユーロの低下など総じて売られる動きを強めており、金価格は1200ドルを割り込む可能性が高い。また白金価格は970ドルを下回った反動から一時958ドルまで売り込まれている。
特に最近の値動きは1月同様なリスク逃避の要因が背景にあり、失望から下値を模索する値動きを続けている。

南アフリカでは、政府の配下である全国鉱山労働組合(NUM)の議長は今年南アフリカの鉱山労働者は45000人が職を失う可能性が高いと述べており、賃金交渉を前にしてリストラ策に対する警戒ムードが高まりを示すなど7月から始まる賃金交渉では値上げ要求とリストラ策が相対する動きを見せてくる事が予想される。

本日のNY白金の日足では、連日安値を切り下げる動きを見せており、950ドルのレンジ下値で抵抗を見せてくるのか注目される。
オシレーターでは、相対力指数が21.20%で下がり、ストキャスティクスでも%Dとslow%Dが8%で両指数が横ばいした状態である。RCIでも短期が-98%、中期も-94%、長期は-94%と3本の線が-95%以下で重なるなど基調の終わりを示す動きを見せている。移動平均線は10日移動平均線が993.9ドルで下がり、40日移動平均線は1021.9ドルで上昇が止まり、200日移動平均線は947.2ドルで横ばいした状態である事から、日足が200日移動平均線に近づき、10日、40日移動平均線との乖離幅が拡大し、反転兆しが見え隠れしている。

本日の東京市場は、夜間取引で4月の安値3384円を下回った事に対する失望売りが重なり、3338円まで売り込まれている。特に今年の安値3045円を付けた後は、3300円を挟んだ水準で反転に値動きを見せており、行き過ぎた反動が強まっていると予想される。特に高値3743円から比べると405円の下落幅を示しており、東京白金の値動きの1波動からの値幅では、達成感が出てもおかしくない下落幅を行っており、今晩の雇用統計にS&Pの南アフリカの格付け見直しで一巡する要因を機に反転するのか注目したい。

個人的には、賃金交渉落の年は7月の迄に大きく反落して、交渉開始から高値更新の値動きに転じてくる動きが起こり易く、今の水準は大きなチャンスを迎えた値動きと思える。


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田栗 満

Author:田栗 満
以前の明治インフォメーション24の「プラティニの相場観」を5年間担当し、白金の相場観や勉強会の講師など行い、テクニカルや日柄計算にて独自の相場観を展開し、1998年からのパラジウムの大相場を予想し多くの隠れたファンが存在する。セミナー講師や業界新聞へ数多くコメントを配信している。現在、岡地㈱でコミッションを行っている。

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