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週末14日の中国の小売売上高10.1%、鉱工業生産6.0%で事前予想を下回る結果・・

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週末のNY白金は、1.9ドル安の1052.1ドルで終わっている。週末の夜間取引から比べ寄り付き換算では21円高(6月限)と予想する。
週末のNY市場は、第2四半期の経済指標が公表され、第1四半期に比べ大きく改善すると予想されていただけに小売売上高が事前予想を上回る1.3%増、生産者物価指数(PPI)は事前予想を若干下回る0.2%、またミシガン大消費者信頼感指数・速報値も事前予想を上回る95.8となっている。そのため年内利上げ観測が高まりを見せて、為替市場でドルが買い戻しの動きを強めている。

株式市場では、NYダウ平均が好調な経済指標を受けて買われて始まるが、依然と不透明な経済市場に対する不安要因とドル高:株安の相関関係の値動きが定着し、185ドル安と大きく反落して終わっている。債権市場ではリスク逃避から長期債が買われる動きを見せて10年物国債金利は低下し1.70%で推移している。
貴金属は、ドル高の影響と米国市場における原油のリグの稼働数が低下した事を受け原油価格が堅調な動きを見せた事と相殺される動きで2ドル程度下落して終わっている。
白金価格は、一時前日安値を下回る動きを見せたが、1050ドルに対する抵抗を見せており、買い戻しの動きを強めて終わっている。
特に週末14日に発表された中国経済指標の小売売上高は事前予想の10.5%を下回る10.1%、鉱工業生産も事前予想の6.5%に対して6.0%と低下しており週明けには中国経済の懸念を材料に売られて来る可能性が強まる。

また今週はロンドンで開催されるプラチナ・パーティーの中でJM社の「プラチナ2016」が発表される公算が高く、先週のトムソン・ロイターGFMSと並び2015年のプラチナ需給が供給過剰となれば、目先1000ドルに向けた値動きが強まる状況でないか。

週末のNY白金の日足では、下値を試したが陽線下ヒゲを引き、1050ドル以下では空き戻しの動きを見せている。オシレーターでは相対力指数が52.58%で下げており、ストキャスティクスでも%Dとslow%Dが下向きのままである。またRCIでは短期が-46%で下げ止まる動きを見せて、中期は+49%で下がりながら、長期も+78%で下げている。ただ移動平均線では、10日移動平均線が1063.1ドルで下がりながら、40日移動平均線は1007.5ドルで切り上げている。日足が10日移動平均線を下回った事から戻りが10日移動平均線で抑えられれば、40日移動平均線を試す値動きが予想される。
またRCIで短期が中期を上回る買いのサインが出るまでは下値追いに動きに注目したい。

本日の東京白金は、週末に発表された中国経済指標の低下を受けて、売られて始まる可能性が高い。ただ取組高の低下は日計り的な商いで大きく戻りを見せ易く、週末の夜間取引でも前日の安値を下回り3634円まで下値を試したが、しかし買い戻しから3662円まで戻りを見せて終わっており、巻き戻しの動きには注意したい。

ただ中国要因は市場に織り込まれていない事から再度夜間取引の安値3634円を試してくると売り込まれて来る確率が高まって来る。またJM社の需給報告が控えており、その発表までは逆張り的な値動きが維持され、下がれば買い戻しが強まると思える。
故に本日は3667円以上は売られて3640円以下は買い戻しが起こり易い値動きで推移すると予想される。
しかしテクニカルで見たオシレーターの数値は依然と高い水準で推移しており、このまま3670円以上を維持できるとは思えない状況であり、3600円~3500円のレンジに向けた値動きには注意が必要と判断する。

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田栗 満

Author:田栗 満
以前の明治インフォメーション24の「プラティニの相場観」を5年間担当し、白金の相場観や勉強会の講師など行い、テクニカルや日柄計算にて独自の相場観を展開し、1998年からのパラジウムの大相場を予想し多くの隠れたファンが存在する。セミナー講師や業界新聞へ数多くコメントを配信している。現在、岡地㈱でコミッションを行っている。

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