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南ア情勢が動きだし、950ドルの抵抗を示したNY白金・・

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週末のNY白金は、13.7ドル高の968.4ドルで終わっている。夜間取引から比べ寄り付き換算で10円安(4月限)と予想する。
歴代4名のFRB議長が集まった討論会でもイエレンFRB議長は「政策調整は慎重に進める」と述べ、早期の利上げ観測が後退している。またダドリーNY連銀総裁も利上げに対して講演で「慎重で段階的なアプローチが適切」と指摘するなど、イエレンFRB議長を擁護する内容となり、米国経済が良くても海外市場の金融リスクに配慮する事が必要になる事を指摘している。

ただ週末は一つのリスクである原油価格が大幅に反発している。米国におけるリグの稼働数が低下し、2009年以来の稼働数となり、米国内の生産減少を好感している。また原油を生産している中南米4ヶ国で会合が行われ、原油生産維持の合意を歓迎するけメントを示している。

その事を受けてNY市場の週末は、原油価格の大幅高を受けたリスクの巻き戻しからNYダウ平均は33ドル高と堅調な動きを示し、債権市場では長期債が売られ、10年物国債金利は上昇し、1.72%で推移している。為替市場では、麻生財務相の口先介入を受けて一時円売りの巻き戻しの動きを見せたが、109円を維持する事は出来ないまま再度108円前半まで円高:ドル安は進んでいる。一部のモルガンスタンレーンやソシエテジェネラルのアナリストは、日米の債権市場における有利さが日本が上回っており、必然的に円が買われる動きを指摘している。

貴金属は、ドル安効果や原油高に伴うリスク低下で投資妙味が高まりを示し金価格は6ドル高、白金価格は13.7ドル高と買われる動きを見せている。特に白金価格は1000ドルで高値が止まり、調整の動きを見せながら950ドルを下回った場面で巻き戻しされており、目先950ドルにて抵抗を示している。
特に南アフリカでは、金鉱山で2015年10月に承認組合であるNUMと他2組合が3年間の賃金契約を結んだが、AMCUは契約に対して拒否を行い、独自に交渉を進める動きを続けていた。そのため4月1日に7日48時間のストライキを実施するとSibanyeゴールドに伝えていたが、鉱山会社はストライキ回避のためAMCUにNUMの賃金合意を上回る内容を提示し、日曜日10日にAMCUは提案を受け入れて合意している。
この事は今後、プラチナ鉱山での賃金交渉や組合同士の争いに繋がる可能性に繋がっていくのではないか。

週末のNY市場の日足は、939ドルで下値を確認してから4日間下値を切り上げている。オシレーターではストキャスティクスに相対力指数は上昇し、RCIでも短期が-30%で切り上げながら、中期は-49%で下がり、長期は-63%で切り返している。そのため買いの動きが強まると予想され、目先980ドルに向けた値動きに備える事が必要と思える。また10日移動平均線は957.4ドルで下げ渋りながら、40日移動平均線も958.1ドルで上昇を示しており、日足が10日、40日移動平均線を上回っている事からも950ドルを下回るまでは売れない値動きに思える。

本日の東京市場は、週末の夜間取引で付けた高値3376円を試してくると予想される。特に日足で前日までの下値切り下げの動きが止まり、下値切り上げに変化した値動きであり、3300円で抵抗を示した値動きに思える。そのため目先売り方の急所である3423円を超える事が出来るかに注目される。
ただ10日移動平均線が3410円で下がりながら、40日移動平均線も3452円で下げ渋る動きを見せている事から、まず3400円、3423円、3450円と抵抗が存在する事から注意は必要に思える。

もし今週中の3400円回復は3450円に向けた戻りと判断するのが妥当であり、目先は買い有利な展開が続くと予想される。


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田栗 満

Author:田栗 満
以前の明治インフォメーション24の「プラティニの相場観」を5年間担当し、白金の相場観や勉強会の講師など行い、テクニカルや日柄計算にて独自の相場観を展開し、1998年からのパラジウムの大相場を予想し多くの隠れたファンが存在する。セミナー講師や業界新聞へ数多くコメントを配信している。現在、岡地㈱でコミッションを行っている。

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