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今週も要人発言と議事録に注意・・7日は歴代FRB議長4名の討論会・・

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週末のNY白金は、22.3ドル安の955.2ドルで終わっている。週末の夜間取引から比べ寄り付き換算で10円安(4月限)と予想する。
イエレンFRB議長の講演でのハト派的な言及から早期の利上げ観測が後退し、国内経済より海外経済に重しを置く金融政策姿勢が示されたが、週末に発表された雇用統計では、非農業部門就業者数が事前予想の20万5000人増を上回る21万5000人増となり、平均時給も前月の-0.1%から+0.3%となるなど、米国市場における経済は海外市場のリスクを受ける事無く堅調に回復している事を物語っている。

ただリスクの一つである原油価格が、サウジアラビアのムハンマド副皇太子がブルームバーグとのインタビューに応じ、「全ての国が生産水準維持に合意すれば、われわれも応じる用意がある」と述べた上で、「生産引き上げを決定する国があれば、われわれに対するいかなる要求も拒否する」と報道され、イランが原油増産を続けている以上、サウジアラビアが減産に合意する事は不可能を示す内容となっている。
そのため原油価格が大きく売られる動きを示し、40ドルを頭に再度30ドルに向けた下落相場が懸念材料として持ち上がっている。

その状況を受けたNY市場では、株式市場でISM製造業景況感指数が51.0%の予想を上回る51.8となった事を受けて、製造業の回復を好感し100ドルを超える上昇を見せている。為替市場では、雇用統計の発表を受けて一時ドルが買われる動きを見せたが、日経平均が500円を超える下落を示した事や原油価格の下落に伴うリスク逃避も高まり、111円台まで円高:ドル安が進む動きを示している。また債券市場では10年物国債金利が1.78%で推移しており、金利上昇の動きが見えない状況下でのドル買いも低下する状況でないか。

貴金属は、金価格が原油価格の反落や雇用統計の結果を受けて、一時1210ドルまで下値を試す値動きを見せており、G20を機に金価格から資金が離脱する動きが強まっており、世界の中央銀行が示している株価対策の動きが金価格から資金が離脱する動きを押している。
白金価格も大きく下落している。本日発表された調査会社オートデータによる3月の米自動車販売は季節調整後の年率ベースでの予想で1730万台に比べ、1660万台と13ヶ月ぶりの低水準に落ち込み、金価格の下落や原油価格の下落を受けてリスク逃避が強まる動きを見せている。特に需給相場にはおける自動車販売台数の落ち込みは触媒需要の低下につながり、上昇相場の勢いの水を差す要因となりかねない。

                          

週末のNY白金の日足を見ても、雇用統計後は一時戻りを見せたが、大きく反落する値動きにとなり、高値から35ドルの下落を見せている。またテクニカルでは、相対力指数やストキャスティクスの上昇が下落に変化し、RCIでも短期が-33%で上昇が止まり、中期も-34%で横ばいした状況である。長期は+10%で依然と下落を続けており、短期と中期の戻りが長期で抑えられる動きに繋がると、移動平均線における40日移動平均線が954.3ドルで上昇しながら日足が抵抗を示している水準を下回って来ると予想される。
そのためNY白金は、直近の安値である939.2ドルに向けて下値を試す可能性が出て来ており、下値に対する注意が必要になる。

本日の東京市場は、週末の急落に伴い巻き戻しの動きを見せて来る可能性が高い。ただ3460円を超える戻りは望みが薄く、戻り売り的な値動きが予想される。
特に為替市場における円相場が株価の下落を受けた円高傾向が予想される事から、939ドルを試すNY白金に為替市場で110円を試す動きが加わると、最悪東京白金は2月末の安値である3323円に向けた値動きが予想される。
そのため一時的に戻りを見せて3450円を超えて来ると売られ易くなる東京白金の値動きが予想され、備えあれば憂いなしの相場付ではないか。


4月16日開催のセミナー案内
4月16日(土曜日)13:00より、TKPガーデンシティPREMIUM秋葉原ホール3Aにて手嶋 龍一氏を招きまして「動乱の時代をどう生き抜くか」~地政学リスクを読み解くインテリジェンス~と題しまして講演を行って頂きます。
また第一部では私、田栗が前座を務めさせていただきます。お時間がございましたらご参加の程、宜しくお願い致します。
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プロフィール

田栗 満

Author:田栗 満
以前の明治インフォメーション24の「プラティニの相場観」を5年間担当し、白金の相場観や勉強会の講師など行い、テクニカルや日柄計算にて独自の相場観を展開し、1998年からのパラジウムの大相場を予想し多くの隠れたファンが存在する。セミナー講師や業界新聞へ数多くコメントを配信している。現在、岡地㈱でコミッションを行っている。

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