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ラマポーザ・南ア大統領、今後4年間で1兆ラント(600億ドル)以上の大規模な景気刺激策発表・・

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本日のNY白金は、2.1ドル安の861.3ドルで終わっている。夜間取引から比べ寄り付き換算で1円高(10月限)と予想する。
ムニューシン財務長官とペロシ民主党下院議長との協議を行ったが、ムニューシン財務長官は大統領選や議会選挙を控え民主党は、政治問題に変えており選挙前に合意する事は考えていないと非難し、トランプ大統領は現在の1.8兆ドルを超える事に言及するなど妥協を示しているが、ただ与党共和党のマコネル上院院内総務は「私がわが党議員を納得させられる規模をはるかに上回る額だ」と述べ、直ちにこれをはねつけている。

またペロシ民主党下院議長は、大統領選前に合意する事はないと述べたが、12月を超えるまで引き延ばす事はしないとも言及している。

英国のEU離脱協議について話し合われたEU首脳会議では、メルケル首相は「英国もEUも妥協を」と述べたが、フランス大統領は「合意なき離脱の準備は出来ている」と述べている。またオーストリア首相は「延長する事になるだろう」と述べており、依然とEU側からの妥協は引き出せない状態である。そのためデービッド・フロスト英国交渉責任者はブリュッセルで開かれた首脳会議でのEUの姿勢に「驚き」、「失望」したと表明している。

特にジョンソン首相はジョンソン首相はEU首脳会議が終了する16日に合意妥結への決意がEU側にあるのかを見極めた上で、交渉の継続もしくは打ち切りを決断する。同首相は今後2週間で合意に持ち込めるよう、EUに集中的な交渉に応じることを求めている。

そのためNY市場は、前日の延長線上であり、追加経済対策の合意は難しく、EU離脱協議でもお互いに妥協を見せない状態であり、方向性がない事からダウ平均は19ドル安で終わっている。債券市場は長期債が売られて10年物国債金利は上昇し0.74%で推移している。為替市場は、ドルが主要10通貨に対して買われる動きを見せドル高で推移している。

貴金属は、NY金がドル高を受けて一時1900ドルを下回り1892.7ドルまで下値を模索しながら買い戻しから1900ドルを回復し1.6ドル高の1908.9ドルで終わっている。NY白金は一時850ドルを下回り841.7ドルまで売り込まれているが、850ドルは行き過ぎた水準であり買い戻しの動きに850ドルを超えて861.3ドルで終わっている。

南アフリカでは、新型コロナ・ウイルス危機以前から低迷していた経済を復活させるために、政府は今後4年間で1兆ラント(600億ドル)以上の大規模なインフラ支出プログラムと短期的には80万人以上の雇用を創出する刺激策を展開すると、シリル・ラマポーザ大統領は発言している。

日足で見たNY白金は、一時下値である850ドルを下回った事から下ヒゲを引く買い戻しの動きを見せている。テクニカルは相対力指数が40.45%で下がりながら、ストキャスティクスは%Dが下げ渋り、slow%Dは下げている。RCIは短期が-55%で切り下げ、中期は+7%で下がりながら、長期は-42%で切り上げている。移動平均線は10日移動平均線が876.6ドルで切り下げながら、40日移動平均線は904.7ドルで下がり、200日移動平均線は874.9ドルで切り下げだしている。

本日の白金標準先物は、夜間取引で一時2900円を下回り2864円まで下値を試しながら、買い戻しの動きを見せ2943円まで高値追いを続けている。特に2900円を割り込んだことで失望的な売りに押されて訳もなく下げを演じている。そのためアンダーシュートの様相が強く、2900円を下回る確率が今後低くなる可能性は高まるのではないか。

ただオシレーターの明確な買いサインは発生していな事から下値には注意が必要であるが、過度な下値追いの思惑は安値売りに結び付くだけに注意が必要である。

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田栗 満

Author:田栗 満
以前の明治インフォメーション24の「プラティニの相場観」を5年間担当し、白金の相場観や勉強会の講師など行い、テクニカルや日柄計算にて独自の相場観を展開し、1998年からのパラジウムの大相場を予想し多くの隠れたファンが存在する。日経CNBC番組出演中、セミナー講師や業界新聞へ数多くコメントを配信している。現在、岡地㈱でコミッションを行っている。

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