3月以降は宝飾需要が低下し、欧州市場の選挙要因が重なる・・
- 2017 02/28 (Tue)
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本日の東京白金は、22円高の3717円で終わっている。夜間取引で直近の高値3708円を超えて踏み上げの動きを示して3738円まで高値を試しており、昨年7月以来の戻り高値となる。
そのため利益確定に押されて3713円で寄り付くが一時3700円まで下値を模索したが、トランプ大統領の議会演説を控え、日計り的な商いが一巡すると巻き戻しされて2722円まで戻している。ただ為替市場の円高:ドル安の動きもスポット市場では1025ドル前後を維持した動きを見せており、利益確定の動きが強くなった状況であり、引け際には3715円まで下値を試して終わっている。
スポット市場は、日本市場や欧州市場では静観した動きを示しているが、NY時間帯には高値を塗り替える値動きを見せて来る事から、再度買われる動きを示して来るのか注目される。しかしトランプ大統領の経済政策に対する期待感は高まりを示しており、金額や期限を示す事が出来なければ、失望的な値動きに入り、利益確定が先行する下げ相場に転じる可能性も秘めている。
特に3月~4月には宝飾需要が後退し、毎年大幅な調整安を示す時間帯に入るが、今年はオランダ総選挙にフランス大統領選が重なっており、リスク逃避の動きに需要後退で下押しの動きが強まる状況と判断する。そのためトランプ大統領の議会演説まで高値を試す動きは、今年前半の高値を示した値動きに思える。
今晩は、22:30には第4四半期実質GDP・改定値、GDPデフレータ・改定値、個人消費・改定値、卸売在庫・速報値、23:00はS&Pケースシラー住宅価格、23:45にはシカゴ購買部協会景気指数、1日0:00がコンファレンスボード消費者信頼感指数、5:00にハーカー・フィラデルフィア連銀総裁の講演、5:30はウィリアムズ・サンフランシスコ連銀総裁の講演が予定されている。
またトランプ大統領の上下両院議会の演説は日本時間1日AM11:00に始まる事から東京市場はライブの取引になると見られ、英国選挙や大統領選の様な、乱高下の動きが予想されるだけに注意が必要と判断する。
テクニカルで見た東京白金は、相対力指数が66.11%で上昇し、ストキャスティクスも%Dとslow%Dが上昇を維持した動きを見せている。ただ相対力指数は逆行中であり、ストキャスティクスは%Dとslow%Dの乖離幅が拡大した状態であり、行き過ぎた注意と判断する。RCIは短期が+18%で上昇し、中期は+44%で維持しながら、長期も+78%で維持した動きを示しており、短期が中期や長期を超える事が出来なければ、戻り売りの予兆と判断する。移動平均線は10日移動平均線が3667円で切り上げながら、40日移動平均線は3611円で上昇を維持した状態であり、日足が10日移動平均線を下回って来るのか注目したい。
要因的な要因がな中で、日々の為替水準が変化し、NY市場に比べ東京市場が割安になる状況から、下値を切り上げながら買われてきているが、スポット市場の水準を上回る1030ドルで東京白金は終えており、夜間取引で高値更新があっても飛び付かない事が賢明と判断する。
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本日の東京白金は、22円高の3717円で終わっている。夜間取引で直近の高値3708円を超えて踏み上げの動きを示して3738円まで高値を試しており、昨年7月以来の戻り高値となる。
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スポット市場は、日本市場や欧州市場では静観した動きを示しているが、NY時間帯には高値を塗り替える値動きを見せて来る事から、再度買われる動きを示して来るのか注目される。しかしトランプ大統領の経済政策に対する期待感は高まりを示しており、金額や期限を示す事が出来なければ、失望的な値動きに入り、利益確定が先行する下げ相場に転じる可能性も秘めている。
特に3月~4月には宝飾需要が後退し、毎年大幅な調整安を示す時間帯に入るが、今年はオランダ総選挙にフランス大統領選が重なっており、リスク逃避の動きに需要後退で下押しの動きが強まる状況と判断する。そのためトランプ大統領の議会演説まで高値を試す動きは、今年前半の高値を示した値動きに思える。
今晩は、22:30には第4四半期実質GDP・改定値、GDPデフレータ・改定値、個人消費・改定値、卸売在庫・速報値、23:00はS&Pケースシラー住宅価格、23:45にはシカゴ購買部協会景気指数、1日0:00がコンファレンスボード消費者信頼感指数、5:00にハーカー・フィラデルフィア連銀総裁の講演、5:30はウィリアムズ・サンフランシスコ連銀総裁の講演が予定されている。
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要因的な要因がな中で、日々の為替水準が変化し、NY市場に比べ東京市場が割安になる状況から、下値を切り上げながら買われてきているが、スポット市場の水準を上回る1030ドルで東京白金は終えており、夜間取引で高値更新があっても飛び付かない事が賢明と判断する。
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