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依然と高値を追い続けるテクニカルであるが、要因不足も否めない・・

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本日の東京白金は、45円高の3387円で終わっている。週末の夜間取引で雇用統計の発表を受けて3394円まで高値を試した東京白金は、週明けからオーストリア大統領選、イタリアの憲法改正の是非を問う国民投票の結果を受けて、3380円で寄り付くと一時3359円まで下値を試したが、イタリア首相が選挙結果を受けて辞意を表明した事でユーロが買い戻しの動きを強めたため、買戻しの動きが強まり、3392円まで高値を試す値動きを見せている。その後は日計り的な商いの利益確定の動きに押されだすと3368円まで下値を試したが、引け際にはテクニカル的な買いにより、3390円まで戻して終わっている。

スポット市場は、オーストリア大統領選で右派勢力が敗北した事からリスク緩和で一時937ドルまで買われているが、日中は930ドル~920ドルの範囲内で上下を繰り返す値動きを見せており、950ドルを試す要因が存在するとは思えない。
特にイタリアの国民投票の結果は、現政権に対する信任投票の側面が強く、英国首相が辞任に追い込まれた様にイタリア首相も同じ過ちを犯した状況であり、今後イタリア政治の混乱が第二のEU離脱のリスクを高める動きに繋がって行くのか見極めが必要である。
また支援が必要なイタリア国内銀行の救済の遅れから、破たんのリスクが強まる事から金融不安の動きにも注意した方が良い。

今晩は、17:55にドイツ非製造業PMI・確報値、18:00はユーロ圏非製造業PMI・確報値、ユーロ圏財務相会合、19:00にはユーロ圏小売売上高、22:30にはダドリーNY連銀総裁の講演、23:25はエバンス・シカゴ連銀総裁の講演、6日0:00がISM非製造業景気指数、4:05はブラード・セントルイス連銀総裁の講演が控えている。
特に明日からはFOMCまで連銀総裁関係者は金融政策に対する発言を行う事が出来ないブラックアウトの期間に入るため、最後の要人発言となり、利上げに言及する可能性が高いと思われ、為替市場のドル高傾向が強まる状況でないか。

テクニカルで見た東京白金は、相対力指数が66.15%で上昇し、ストキャスティクスも%Dとslow%Dも上昇を見せている。またRCIは短期が+35%で切り上げながら、中期は+37%で上昇し、長期は+32%で下げ止まる動きを示しており、下げ渋った動きを示している。移動平均線は10日移動平均線が3334円で切り上げながら、40日移動平均線は3263円で下げ止まった状態であり、3400円を試す可能性が高まっている。

一代棒では先物10月限の高値は3412円で存在しており、目先この水準を目論む値動きが予想される。ただスポット市場で930ドル~320ドルのレンジ内で上下を繰り返す様であれば、3400円~3364円の狭いレンジ内で上下を繰り返す動きが予想される。
個人的には高値追いには材料不足であるが、テクニカル的な要因が今は強く、NY白金の日足で940ドルを試して来るのか注意したい。もしその時には一時的に高値を試す値動きが予想され、値動きを見極める必要が強まると思える。

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イタリアの国民投票のイベント終了から、ECB理事会やFOMCに向けて金利要因移行の動き・・

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11:30の東京白金は、31円高の3373円で推移している。夜間取引で雇用統計を受けてNY白金の大幅上昇から3394円まで高値を試した東京白金は、オーストリア大統領選では親EU派の元緑の党党首が大統領となり、リスク緩和の動きでスポット市場は938ドルまで買われたが、イタリア国民投票で出口調査の劣勢を受けて、イタリア首相が辞意を表明し、ユーロが一時売られたが織り込み済みから買い戻しの動きを見せている。

そのため立ち合い前から欧州市場の選挙結果を受けて、3380円で寄り付くと一時イタリア首相辞任を受けて3359円まで下値を試している。その後はユーロの巻き戻しから円安の動きが強まると、東京白金は3392円まで戻している。ただ材料出尽くしにイタリアの政治混乱から金融市場の不確実性が強まる観測で再度売られる動きを見せだしている。

スポット市場でも週末のNY時間帯の下回る水準まで下げだしており、923ドルで推移した状況である。特に今後は、イタリア首相は大統領に辞意を伝えて、大統領は新しい首相を指名するか、議会の解散を支持するか二択の動きが予想さのれる。今回の国民投票が信任投票の形だけに、議会の解散を支持して総選挙の動きとなると、EU離脱を表明している「五つ星運動」の議席拡大が強くなる可能性が高くなると予想され、金融不安や不確実性の高まりを受けた市場感が強まって来ると思われる。

ただ今の市場は、金価格が下落する動きを見せており、市場は今後のECB理事会にFOMCに話題性が移り、金利相場の動きを強めている雰囲気である。そのため白金価格も高値を追い続ける動きを継続できるかは疑問符が付く値動きに思える。


現在の東京白金の日足をテクニカルで見た場合は、相対力指数は64.08%で上昇し、ストキャスティクスでも%Dとslow%Dが上昇しており、売りサインが出るまでは売れない状況である。RCIは短期が+35%で切り上げながら、中期は+37%で上昇し、長期は+32%で下げ止まっている。そのため短、中、長期のラインが重なっており、買いのサインが出ている。移動平均線は10日移動平均線が3333円で上昇し、40日移動平均線は3263円で下げ止まりから切り上げる動きに転じている。
そのためテクニカルでは、強気を維持しながら推移しているが、要因は高値を追い続ける期待できるほどの要因が存在するものがないと思える。

午後からは日計り的な商いを続けながら3370円~3385円のレンジ内で上下を繰り返す動きが予想される。ただ今晩の夜間取引では、イタリアの国民投票の結果を受けてNY白金が動くと見られ、リスク逃避でドル高:ユーロ売りの基調は続く事らドル建て価格が連日上昇する値動きを示す事は難しく思える。
そのため目先900ドルに抵抗を示したが、950ドルを超える事は難しく思われ、現在の要因だけでは目先の高値3412円を上回る事は難しいと判断する。

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プロフィール

Author:田栗 満
以前の明治インフォメーション24の「プラティニの相場観」を5年間担当し、白金の相場観や勉強会の講師など行い、テクニカルや日柄計算にて独自の相場観を展開し、1998年からのパラジウムの大相場を予想し多くの隠れたファンが存在する。セミナー講師や業界新聞へ数多くコメントを配信している。現在、岡地㈱でコミッションを行っている。

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